就業規則を作ってみて、わかったこと

事務員さんたちがもっと気持ちよく働けるために何が必要かな。

モチベーションを維持して、楽しく働いてもらうには?

事務所の方向性や理念を共有するためにはどうしたらいいだろう。


そんなことを考えて、

とりあえず就業規則を作ろう!と思い立ったのが今年の1月。



社労士の先生に相談して雛形を見せていただいたのですが、


全くピンときませんでした。



だけど働く上での最小限のルールがあったほうがみんなが動きやすいだろうと思って、


時間をかけて自分なりに考えて。


やっと先日出来上がりました。



そして、わかったこと…


「就業規則だけでは足りない」



もちろん、

事務所としてどういうスタンスなのか、

どういう働き方や姿勢が求められるか、評価されるか、


ということを伝えるツールの一つにはなったと思うけれど。


作りながらずっと違和感を感じていました。



就業規則(≒労働基準法)は人を縛るルールだと。


働く場所、就業時間、休憩や休暇の取り方、懲罰…

こうしなさい、これをしたらダメ。


私は自分の時間を拘束されたり、

こうすべきだ!と押し付けられたりするのがとても嫌で。


それと同じくらい、他人に対してそうするのが嫌。
(これを書きながら、子供には過度にしちゃってるところがあるな、、、と反省。)


重要な判断はもちろん私がするけれど、

本当は事務員さんたちには自分たちで時間の使い方を決めて、仕事を進めてほしい。

そして逐一指示されるよりも信頼されて任された方が、
個々の能力を発揮できて期待される以上の成果が出ると思うし、

なにより私が、そういう人たちと仕事がしたい。


いろいろと思案はするけれど、今の仕事状況では、

決まった時間に事務所に来てもらってある程度の指示をして仕事をしてもらう方が、
圧倒的に効率がいいんですよね。


これからもっとテクノロジーが進化して、

行政の事務が根本から変わり、

司法書士業務もそれに合わせてやり方が変えられて、

事務員さんたちの能力と意識が高くなれば。


私が理想とする自由な働き方ができて、

既存の司法書士業にとらわれない新しい仕事を生み出したり、

みんながもっと、仕事を楽しめるようになるんじゃないかな。


事務所がもっと良くなるようにと想いを込めた就業規則。

作り始めて、事務所理念や今後の方向性、事務員さんたちとの関係まで、

深く深く、考えることができました。


腹に落ちるまで考え抜くことの大切さを、改めて感じます。


これからの恵事務所の変化が、とっても楽しみです。