人間関係が劇的に変わる「聴き方」講座~②セミナー内容

①の続きです。


「聴き方」…


私は人の話を聴くのは苦にならないし、


得意だと思っていました。


実際に、仕事でも相談を多くお受けしていていますし、


連絡ミスなどによる多少のトラブルがあっても、取引先やお客様との調整をすることも上手な方だと思っています。



「なんとなくできている(気がする)」けど、


もっと上手になる方法があるのかな、


事務員ともそれを共有できたらいいな、


という気持ちで受講しました。



その内容は3時間にわたりましたが、あっという間で、とても学び、気づきの多いものでした。


私がここでお伝えできることはとても限られていますが、


自分自身が忘れないために、


これからも意識し行動し続けられるように、一部ではありますが紹介したいと思います。



1.自分を知る


「相手の話を聴く」ためには、話してもらうことが必要。

そのためにはまず、自分自身がどんな人であるかを知り、伝えなければ、人に話してもらうことはできない。


人は、知らない、わからないもの(人)に対して恐怖を感じ、闘争逃走本能が働く。



2.コミュニケーションスタイルを知る


エゴグラムというものを使って、人の性格の特徴を学びました。


どういう性格がいい、悪い、ではなく、そういう特徴を持っている、と考えるそうです。


違うタイプの人同志は、そのままだとお互いに理解することが難しい。

だから「そういう特徴を持った人」ととらえて、それぞれに合った対応をするとコミュニケーションがうまくいく。



3.自己概念と防衛


自分はこういう人間だ、という自己概念を覆されることが起きた時、その事実を受け入れることができなくて、

自分の心が傷つかないように、


その事実をゆがめたり、

なかったことにしたり、

他人のせいにしたりすることがある(防衛)。


だけどずっとそうしていると、

自分はこうだと思っている理想と現実のギャップに苦しみ、

もっと心が傷つくことがあるそうです。


でも人は、その防衛を外して話せる相手がいると、

その事実を受け入れることができて、

それを認めることができ、そこで自己概念が成長していく。



4.いろいろな価値観、考え方を受け入れる


例えば同じ話を、同じ場所で、同じ時間に聞いても、

それを受け取る人のとらえ方は様々で、誰も自分の価値観を通してしか人を見ない。


「人の話を聴く」ということは、

そうした価値観をはずし、まっさらな気持ちで聴くということ。


特にこうすべき、こうあるべき、という「べき」の範囲が狭い価値観を持っていると、

そこから外れた人や物事はすべて否定することにつながる。




文字にするとわかりにくいのですが、

実際にはワークを交えながらのセミナーでしたので、その効果の実感もあってとても充実した内容でした。



私がなんとなくできていたと思っていたことは、テクニック的なことだったんだなと気づきました。

そうではない、

「人の話を聴く」ということがどういうことなのか?

話をちゃんと聴くと、相手の心はどういう反応をするのか?


そういったことを実感、体感を持って学べたことはとても意味のあったことだと思います。